ゴミ収集車の運転では事故のリスクが高いのは本当なのか

自治体によってゴミの収集ルールには違いがあり、戸別収集をしていることもあれば、ステーション収集をしていることもあります。
しかし、ゴミ収集車を走らせて収集場所を回ってゴミを集めているのが一般的です。
収集場所を網羅的に回ってゴミの回収をしなければならないのがゴミ収集車の特徴で、通常はルートを決めて取りこぼしがないように収集をしています。

ただ、ゴミ収集車の運転はかなり危険を伴うことが知られているのを知っているでしょうか。
ゴミ収集担当者の募集はしばしばおこなわれていますが、事故を起こすリスクが高い点には注意して検討する必要があります。

ゴミ収集車が危険なのは車体が重く、ゴミの量によって車重が変わって運転しやすさが刻々と変化するのも理由です。
しかし、最も大きなリスクを生んでいるのは、業務の忙しさと慣れによる油断だということが知られています。

ゴミの収集は全ての場所を回らなければなりません。
必要最低限の台数のゴミ収集車で地域の収集場所にあるゴミを全て収集できるように設計されているため、かなり急ぐ必要がある場合が多くなっています。

焦る気持ちによって信号無視をしたり、死角の自転車を見落として巻き込んだりするなど、交通事故が起こりやすくなるのは明らかでしょう。

さらに、ゴミ収集車は同じルートを毎回運転するのが特徴です。
だんだんと走行するのに慣れてしまって注意を怠りがちになります。
この道は人通りが少ないと思い込み、たまたまその日だけ自転車が飛び出してきて事故が起こるということもあり得るでしょう。

危険を察知しながら運転する習慣がなくなってしまうのが事故のリスクが高くなる原因なのです。
そのため、ゴミ収集担当者として働き始めた頃は事故があまり起こらないものの、ベテランになるにつれてリスクが上がる傾向があります。
ゴミ収集車は死角も広いという問題があるので、十分に注意して運転しなければならないと肝に銘じましょう。